ゼフィックスに関して

 

(後日さらに詳しいものを掲載します)

近日中に ゼフィックスという B型肝炎に対する画期的な新薬が登場します。

もともとは エイズの薬で B型肝炎ウイルスの増殖を遺伝子のレベルで抑える薬です。

長所:ウイルスの増殖を抑える働きが極めて強い。炎症も良く抑えられる。日本の治験では、使用中大きな副作用はなかった。などがあげられます。

欠点:投与中止により急激な肝炎の再燃が見られる場合がある。(治療開始前のウイルス量の多い人やeAg陽性のままの人では起きやすいようです。治験時に死亡例が出ているようです。)長期の投与中に この薬に耐性となった変異ウイルスが出現する場合がある。

本薬剤で、今まで治療が難しかった 重症肝炎の治療成績が格段に良くなっています。

末期肝硬変でも有用だったとの報告もあります。

本薬剤については、効果は大きいですが、欠点や服薬上の注意点を、主治医の先生から十分にご説明を受けられた上で 使用されることをお勧めします。