大阪市立大学の山本先生が退官記念の御講演で、肝臓の予備能の指標とは何であるのかということを話されました。

左のグラフは一般的な肝硬変患者さんの累積生存率をみているわけですが、それによると5年たつと半分ぐらいの方が亡くなられるということです。

右のグラフは患者さんの背景の中からアルブミンの値でもって層別してみたものですが、そうするとアルブミンが3.5g/dl以上の群では比較的予後が良いということがわかってきました(3.5g/dl以下では生存率が低下する)。