ホームページ投稿によせて

今回、全国肝臓病患者の会のご好意により肝疾患に関する記事を載せていただけることとなりました。現在、肝疾患の専門家(肝炎の会で一覧表をお売りです)の数は患者さんの数からするとまだまだ少なく私も数百人の患者さん方を診させていただいております。
このため、とうていお一人ずつにゆっくりとご説明できる状態ではありません。
また、患者さん方も十分知識のある方やそうでない方がおられこちらの説明がわかっていただいているのかどうかも不安でした。このため、患者さん方に共通の最低知っておいていただきたいことについて病院内で講演会を開催させて頂いておりました。たまたま 肝炎の会の方が聞きに来られた時、会主催の講演会での講演依頼をうけその後御一緒に多くの講演会をさせていただいてまいりました。
その御縁でホームページに投稿させていただくこととなりました。
投稿の理由には、患者さん方が一回の講演会ではよくわからなかったが二回三回聞いているうちにわかってきたとよく言われる(最近やっと初めての方は一回聞かれただけではわかったように思って帰宅されても実は話の内容を良くて数割しか理解していないことがわかってきました)ことなどがあって、講演内容の本を出さしていただきました(肝炎の会で販売中です)が カラーではなく見にくい事、広く他府県からわざわざ聞きにこられる方が多いことなどがあるためです。
知りたい点に関して見やすい記事を何度でも見ていただくことが狙いです。
私にとっても初めての試みでどのようになるやら少し心配ではありますが、患者さん方が何を知りたいと思っておられるのかなど是非教えていただきたいと思います。
さて、多くの患者さん方は、病気に関して不安や心配事をお持ちと思います。病気のことを十分に理解して病気と付き合っていかれれば決してそう心配な病気ではありません。
今かかっておられる先生で良いのか?などにつきましては インターフェロン治療をしましょうではなく、今の病状と今後の説明や各種治療法のメリットとデメリットの説明があった後でインターフェロン治療について説明される先生だったらまず安心でしょう。また 正しい知識さえ付けておかれれば主治医の先生へ質問ができさらに納得いくお答えがいただければ安心できるでしょう。セカンドオピニオンといって他の専門医に一度かかって意見を求められるのも一つかもしれません。
今開発中の薬や保険では通っていない治療などもお載せするかもしれません。しかし今はそう考えられていても数年先はまた変わっているかもしれません。内容は今私がそう思っている内容ですので盲信なさらないで下さい。
また、内容に関しましては著作権を云々するつもりはまったくございません。ご自由にお使いください。
今後の内容が少しは皆様方のお役に立てることを御祈願いたしまして… 2000/5/5 TF


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