蛋白不耐をひとことでいえば、食事後のアンモニアが上昇により、脳症を引き起こすことです。すなわち、肝機能の低下により、食事由来のアンモニアの処理ができなくなっているわけです。

そのような場合、蛋白量を減らすことで(低蛋白食)、ある程度アンモニアのコントロールが可能ですが、それではアルブミン値の改善は不可能です(栄養治療のジレンマ)。

そのような患者さんに、低蛋白食と経口BCAA製剤(アミノレバンEN ヘパンED)を併用することでアンモニアのコントロールと栄養改善の両方の効果が得られます(ジレンマの解決)。

一般的に、アミノレバンEN3包を使用した場合、食事蛋白も含めた1日の摂取総蛋白量が100gを越えても、脳症は起こらないことが多いようです。