徐鉄療法に関して
C
型慢性肝炎で鉄が肝臓に沈着し、このため活性酸素が出され、この活性酸素が肝障害や癌化の原因の一つであると近年報告されています。以下は、
2,000年11月の肝臓学会での札幌医科大学第四内科の報告の一部です。「瀉血と低鉄食で鉄を低めに維持したところ、活性酸素による遺伝子障害の指標や
GOT・GPTの低下、肝臓内の組織の改善が見られた。」との内容でした。瀉血療法は今回の報告以外にも多くの施設で行われ始めています。
しかし、瀉血は貧血気味の方には難しい治療です。今後活性酸素を発生させない新しい治療が望まれます。