一般的に肝硬変は、代償期と非代償期にわけられます。
黄疸、浮腫・腹水、脳症や出血などがおこってくると非代償性の肝硬変とよぶのが通例です。
また、臨床検査値からみると、血小板数、血清アルブミン値、プロトロンビン活性、アンモニア値、BTR比、Fischer比などが目安であり、代償性肝硬変、非代償性肝硬変に区別されます。
・BTR比:BCAA(ロイシン、イソロイシン、バリン)/チロシン
・Fischer比:BCAA(ロイシン、イソロイシン、バリン)/AAA(フェニルアラニン、チロシン)
Fischer比と各種肝疾患との関係を次に示します。